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日本語のおもしろさ
テープ起こしを通して日本語のおもしろさを知りました。
テープ起こし業務をやってみて、
日本語っておもしろいなぁとよく感じることがあります。
耳だけを頼りにするテープ起こしでは、
いつも使っている言葉のイントネーションが少し変わるだけで、全く別の言葉に聞こえたり。
あぁ、少し話し方が変わるだけで、
こんなに違うように聞こえるんだなぁと学ぶことも結構あります。
それでいくと、日本語っておもしろいなともっと感じるのが、方言です。
皆さんも知っている通り、
方言って本当にたくさん日本にはありますよね。
私は生粋の和歌山っ子なので、大阪に住んでる友達と話していると、
たまに今何て言ったん?と聞き返されることもしばしば。。。
皆さん、「にえる」って何かわかりますか?
『どっかにぶつけた覚えないんやけど、膝にえてる!』
これ何て意味か分かります?
この文をメールで送ると、
『膝煮えてる?』
って返ってきたことがあって、
『にえる』が標準語だと思ってた私は本当にびっくり。
皆さん分かりました?
膝を机の角なんかに打ち付けたときに、後々青くなったりする、
青あざができることを、和歌山では「にえる」って言うんです!
標準語だと思ってました(笑)
隣の県っていうだけで、
言葉が通じないときがあるのかと驚いたものですが、
更にびっくりしたのが、隣の市の友達と会話してても言葉が分からなかったとき。
隣の市といっても、本当に数10キロしか変わらないところに住んでるのに。
これには本当におどろきました。
夕食を食べに行って、
食べ終わったら「ほんま、ずつないわぁ」って言われたんですが、
皆さんこれ分かります?
ご飯食べ終わって、お腹がいっぱいで苦しいときを
「ずつない」って言うらしいです。
隣の市と言うだけで、伝わらない言葉があるとは、
本当に日本語っておもしろいなと感じます。
テープ起こし業務を始めてからは、特にたくさんの方言にふれる機会も増えました。
そのたび、新しい方言や、日本語のイントネーション、
たくさんの言葉の発見にすごく魅力を感じています。
テープ起こしを始めるまでは、特に気にも留めなかった日本語の方言や話し方。
テープ起こしを始めて、初めて気付けた日本語の魅力でした。
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