カテゴリー: アンケートのコーディング

  • 自由記述のまとめ方。分類ではなく表現作成

    以下、アップしました。

    アンケート 自由記述 分類について

    アンケート 自由記述 分類について

     
    アンケートの自由記述のまとめ方の観点から、分類についてお伝えしています。

    丁寧に説明すると上記のようになりますが、この「分類」という言い方が、いささか「やっかい」かもしれません。

     
    分類って、共通する何か規則性のようなものをベースにして「分ける」みたいなイメージがあります。
    自由記述の分類もそういう意味ではあるのですが、分類の仕方(まとめ方)は分かっても肝心の分けるための表現自体を自分で作る必要があるわけで、実際のところ、自由記述の定量データ化はそれが一番難しく、ハードワークになるわけです。

    どういう意味かと言うと、たとえば図書館に行くと、本棚が歴史や社会科学、哲学、技術などに分かれていて、見やすくなっていますよね。つまり、本の分類がなされているわけです。この分類にはルールがあります

    日本十進分類表(NDC)区分表 岡山県立図書館
    https://www.libnet.pref.okayama.jp/shiryou/ndc/index.htm

    たくさんあるのがご覧いただけると思います。
    これが分類です。

    アンケートの自由記述において、初めから分類が準備されていれば、あとはまとめるだけですが(まあそれも難しいですが)、それよりも前に、分類の表現自体を作る必要があるのです。

     
    アンケート 自由記述のコード化(コーディング)サービス

    アンケート 自由記述のコード化(コーディング)サービス

  • コーディング自体が難しいので。

    以下をアップしました。

    アンケート 自由記述のメリット

    アンケート 自由記述のメリット

     
    メリットのご案内であるためそこで止めていますが、これには続きがあって、

    つまるところ、アンケートの自由記述欄から得られるデータは、その分類(アフターコーディング)をどのようにするかが重要であり、これが結構難しい

    んです。

     
    どのようなコードやカテゴリ(つまり分類の表現)を設定するかによって、分析結果が大きく変わる可能性がありますし、適切なコードやカテゴリ(つまり分類の表現)の設定には、そのアンケートの目的や対象に関する深い理解が求められます。

    そして何より、コーディング、カテゴライズとは非常に端的な言葉で表現をするという行為であって、これ自体が難しいんですね。

     
    だからこそ、当社のアフターコーディングのサービスがあるのです。(キリッ。思いっきり宣伝です)

     
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  • アンケートの質問文は緻密に。

    以下で、アンケートの自由記述の質問の仕方についてお伝えしています。

    アンケート 自由記述 質問(例文付き)認知バイアス

    アンケート 自由記述 質問(例文付き)認知バイアス

     
    質問の仕方によって回答に認知バイアスが働いてしまいます、というお話です。

     
    ここで難しいのは、質問文を作る本人自体は、たいてい、そのつもりはないことですね。

    無意識なんです。

     
    本文中に「どう注意するか、、、意識すること」と書いているように、認知バイアスが働かない質問文にするために意識することが最も有効な対応策かなと思いますが、でも、これって、上手く文章を作らないといけないので、文章が得意でない方には難しさを感じるしれませんね。

    自分では予断を与えているつもりはないけど、結果的にそうなるというケースが多いように思います。

     
    質問文はとても大切です。

    これがインタビューであれば、双方向での会話になり、話の流れで深堀もできますし、話題を派生させていくことも可能です。余談の中から主題とは異なる重要な話も出てきます。

    ですが、アンケートの場合は紙(やウェブ)で、回答者が、書かれている質問を読んで回答を書くという、とても一方的な行為です。だからこそ、その端緒となる質問を作り込まないといけません。

     
    「アンケートを採る」ことよりも(これももちろん大切ですが)、質問文を作ることに重心を置いていただくと、結果として、すぐれたアンケート収集ができるのではないまと思います。