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団体交渉 録音のコツ

time 2024/08/19

団体交渉の録音・録画の重要性は法律事務所様のウェブサイトに詳しいのでそちらに任せるとして、

当社の議事録作成の立場として、録音のコツについてお伝えしたいと思います。

 
録音と言っても難しいことはなく、ICレコーダーを用いて録音していただくだけです。

しかし、そのICレコーダーの機能によっては、うまく収録できないケースがありますので、注意が必要です。

 
1,収音の能力

どのICレコーダーも見た目は同じですが、機種によって収音能力がかなり異なります。

一般に販売されているものですと、8kbps~320kbps、または、60Hz~20kHzまでの幅があります。これが、たとえば、128kbpsやそれ以下の場合は、収音の能力は高くなく、会場の状況にもよりますが、不十分な議事録しか作成できない可能性が出てしまいます。

この数字が高いほど収音の能力が高いとお思いいただくとよいでしょう。(ほかにも要素はありますが、ここでは簡略化してお伝えしています)

 
2,収音の方向

収音する範囲が、そのICVレコーダーを基準に90度なのか180度なのか、あるいは360度なのか。これを指向性と言いますが、指向性が90度しかないのに、ICレコーダーの反対側から発生される声がある場合、それは、ものすごく遠くから聞こえるような収録状況になります。マイクがその発言者のほうに向いていないからです。そうすると発言内容が明らかになりませんので、議事録に載せることができなくなります。
一番良いのは無指向性、つまり360度で、少なくとも180度はあったほうが円滑です。

 
3,ICレコーダーの台数

団体交渉の構成は、会社側と労働組合側で分かれていますが、一般にはそれぞれ複数人ずつの出席者となるはずです。

この場合、高性能のICレコーダーであっても、1台であれば、さすがにそのICレコーダーから最も遠い発言者の発言を明確に広くことは、(その距離にもよりますが)難しい場合が多いのです。しかし、たいていの団体交渉はICレコーダー1台、または、スマホ1台で収録したものが多いのが実態です。

会社側であれば、労働組合側であれ、団体交渉の際は複数台のICレコーダーをご利用ください。

 
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