2023/08/14
交通事故の裁判の尋問では、原告、被告、証人が登場します。
反訳を担当していて感じるのですが、たいていの場合、原告と被告どちらかの言い分に無理があります。
無理がある
というのは、明らかに原告または被告どちらかの運転ミスや強引な運転により起きた事故であると理解でき、どう考えても、どの角度から見てもその人に落ち度があるように感じられるためです。
ですが、その人は代理人弁護士の質問に延々と回答を続けます。
もちろん、判断をするのは裁判所ですから、ほかの誰が結論づけられるものでもありませんが、それにしても独演を続けるため、裁判官からやんわり止められるケースもあり、音声であっても「なかなか難しい人だな」というのが伝わってきます。
それでも裁判官も双方の代理人弁護士もとても紳士的に尋問を進めているのが印象的です。