2023/08/14
本日、少しイレギュラーな出張録音を行ないました。
現場は、大学主催の会議。
講演3件、報告5件、そしてパネルディスカッションと盛りだくさんの内容でした。
タイトルは会議ですが、どちらかと言うと小規模の学会をイメージしていただいたほうが良いかもしれません。
通常出張録音ですと、当社の担当者が大学に赴き、現地で収録と発言者の記録を行ないますが、イレギュラーだったのは、そう、コロナの影響で、今回の会議は遠隔(オンライン)で行われ、出席者250名が、すべてオンラインで参加するというものでした。
かくいう当社の担当者も議事録担当として、オンラインで参加を致しました。
参加をして気が付いたことは、全員が一堂に会して行なう会議と比べて、遠隔は目に見えて大きなデメリットがありました。
感覚的なところですので、言葉で説明すると難しいのですが、
盛り上がらない
のです。
全員が一堂に会する場合に出る熱気はなく、淡々と発表者が発表することを繰り返す感じ。
なんとなく、セミナー動画を250名それぞれが観ているような感覚でした。
もちろん、休憩中の雑談もありませんし、終了後のご飯(お酒)もありません。
せっかく同じ研究分野の先生方が250人も集まりますので、いろいろと意見交換ができる期間なのですが、いかんせん、遠隔会議ですとそれもかないません。
数人のちょっとした打ち合わせレベルであれば、ZOOMなどを使った遠隔で十分ですが、この種の大きな規模の集まりは、やっぱり一堂に会したほうが得るものが大きいように感じました。
最近、働き方改革のことや業務効率のことがあり、
「わざわざ集まらなくても、ZOOMで話したら十分じゃないか」
という声をビジネス周りでよく聞きます。
たしかに、現地に行かなければならないという時間コストや当事者のストレスを考えるとそれがなくなるのはメリットですが、しかし、上記に示したデメリットが大きすぎるように思います。
実際、当社においては、もともとテレワークの人員を多く抱えている事業体であり、世間的にはコロナの事があってテレワークがすごく注目されていますが、当社は15年前からテレワークを採用しています。(ポッと出ではないんです、えっへん)
その当社にして、遠隔会議のデメリットは本当に大きく感じました。
このページをお読みの皆様におかれましては、ぜひ、コロナが収まって以降、遠隔会議に慣れてしまわないで、直接お会いして会議をし、そして会議後はお酒の席もご準備して、というふうに、月並みな言い方ですが、人と人との気持ちが通う環境をお作りいただきたいと思います。
逆の言い方をすれば、コロナ後、少なからず遠隔会議を採用する企業が多くなるであろうことを想像しますと、貴社がその世間の「波」に乗らず、取引先などと直接会って話すことで、それだけで優位性が出るのではないかと思います。
もちろん、すべてがすべて対面でという意味ではなく、ZOOMで話せば済むレベルのものや、正直時間をかけたくない取引先との話し合いなどは、遠隔にすることが効率的です。
その選択をするためには、自身で、対面と遠隔を使い分けることを意識していただくことが必要になると思います。
ご参考になさってください。
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